しあわせな時間。 [空間]
昼下がり、昔お世話になったカフェのオーナーさんのお宅へ
当時の仲間とお呼ばれしました。
ジャスミンの手招くよく晴れた日。
神泉駅とBunkamuraをつなぐ坂道の辺りに、
ほんの数年だけ存在した
黒海周辺の国々のエッセンスに満ちたカフェ。
保存されていた当時の設えが其処彼処に嵌め込まれて、
懐かしくて堪りませんでした。
カフェのメニューを再現しておもてなしを受けました。
ティータイムの ムハレビ
蜜をかけた バクラバ
茄子のサラダ と ニンジンのサラダ を付け合わせた
レンズ豆とミントのスープ
ビーフ・ストロガノフ
デザートの プラムのキーセリ
食後にトルコ・コーヒーで占いをしました。
わたしには三本の道があるようで、
王冠のように見えるその中に、鳩のような鳥が住んでいます。
さて、どんな意味だろう。
クリムゾン・レッド階調の色彩が瞑想的な、キリムや絨毯が敷き詰められたお部屋に、
吾亦紅と杜鵑草などをリクエストして作ってもらったお花を持って伺ったのですが、
包みを解かれて生けられて、改めてはっとしたのは、
無意識にこのお部屋のカラーに馴染むものを見つけていたこと。
時のゆったり流れる部屋で、
たわいもなく、しあわせなきもちになって、
いつまでもいつまで立ち去り難く笑ってお話しをしていました。
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