蝋燭 [空間]
昼間なんだけど、ロウソクをつけるだけで、じぶんの好きな時へ入っていける。
人生のある意味贈り物みたいな自由時間をうまく使えない時、
これまでなんとなく集まっていたコレクションに火を灯しています。
溶けて炎になって消えてしまう小さな世界。
これは、ずっと好きなアルバム。
ヴィスコンティの「ルードヴィヒ/神々の黄昏」見ていたらある場面で流れてきて、
子供の頃授業で初めて聴いた時のような気持ちになりました。
なんともいえない郷愁、
場所じゃなく、こころの居場所っていうような。
タグ:ロウソク
しあわせな時間。 [空間]
昼下がり、昔お世話になったカフェのオーナーさんのお宅へ
当時の仲間とお呼ばれしました。
ジャスミンの手招くよく晴れた日。
神泉駅とBunkamuraをつなぐ坂道の辺りに、
ほんの数年だけ存在した
黒海周辺の国々のエッセンスに満ちたカフェ。
保存されていた当時の設えが其処彼処に嵌め込まれて、
懐かしくて堪りませんでした。
カフェのメニューを再現しておもてなしを受けました。
ティータイムの ムハレビ
蜜をかけた バクラバ
茄子のサラダ と ニンジンのサラダ を付け合わせた
レンズ豆とミントのスープ
ビーフ・ストロガノフ
デザートの プラムのキーセリ
食後にトルコ・コーヒーで占いをしました。
わたしには三本の道があるようで、
王冠のように見えるその中に、鳩のような鳥が住んでいます。
さて、どんな意味だろう。
クリムゾン・レッド階調の色彩が瞑想的な、キリムや絨毯が敷き詰められたお部屋に、
吾亦紅と杜鵑草などをリクエストして作ってもらったお花を持って伺ったのですが、
包みを解かれて生けられて、改めてはっとしたのは、
無意識にこのお部屋のカラーに馴染むものを見つけていたこと。
時のゆったり流れる部屋で、
たわいもなく、しあわせなきもちになって、
いつまでもいつまで立ち去り難く笑ってお話しをしていました。
タグ:オデッサ・イスタンブール
嬉しい日。 [空間]
美味しいってお勧めの餃子を食べに、蒲田まで行ってきました!!!!
(びっくりマークが4つなのは、4人の女が餃子を求めて蒲田に夕方集合したからです♡)
結論から言って、わたしの好きな味でした♡
久しぶりに美味しいの食べたあ〜〜。
この面子で、中目黒で評判の餃子も行ったけどね、わたしはこっち!だなぁ。
タネの味が、好き。
他にもいろいろ頼んじゃって
茄子の餃子と小籠包
海老マヨと空芯菜炒め
サツマイモのポリポリに揚げたのと、クラゲ入りの白菜の甘酢サラダと、フライドポテトのような串切りジャガイモと茄子の炒め物
キクラゲと豚肉の卵炒め
メニューの豊富さに餃子だけで食い倒れられなくて、ある意味無念となりましたが、
とっても楽しいお夕飯でした。
オマケ 寄り道したカフェのHalloweenメニュー。
竹炭でグレーに染められた、レモネードございますう。
「わたしたちがバカスカ食べたったころ」、、、、
『わたしたちが孤児だったころ』など、
主観である感情が抱く記憶を、情緒的にかつクールに著述される大好きな作家
カズオ・イシグロ さんがノーベル文学賞を受賞されていました。
お腹も、いっぱいですが、
いいこといっぱいな日となりました。
清酒「甲斐の開運」酒蔵見学 [空間]
1週間前の河口湖です。
今回はかろうじて富士山のシルエットを拝めた時間帯もあったのですが、
アイスクリームのような巻き雲が棚引く空でした。
ヴラマンク展に連れて行ってもらう日の午前中。
宿泊したホテルから歩いて行ける距離に酒蔵があるの知って、行ってみました。
事前問い合わせで、酒蔵見学が出来るそうです。
地域を盛り上げることになるならと、(繊細な作業の時季は範囲を狭めながら、)
手が空いている時は社長さん自らお話と案内をして頂けます。
午後運転を控えた弟は、残念ながら試飲する機会はNGで、気の毒でした。
極寒時マイナス20数度になる標高の高い酒蔵ならではの、
澄み切った水を思わせる甘過ぎない口当たりが、普段あまり日本酒を飲まないクチにも
気持ち良くなめさせて頂けるお酒でした。
とても由緒あるお屋敷の門からして、この酒蔵さんの歴史を感じます。
この日は、午後から遠出する段取りもありバタバタしたので、
翌日、酒蔵の売店に改めて立ち寄りお土産を買いました。
吟醸酒の酒粕で作られたカステラ。
玉子は卵白だけ、というのもあるのですが、真っ白で繊細な口当たり。
わたしは、ここの酒粕エキスで作られたクリームと、
近所のおばあさんが作った飾り用の小さい着物を買ってしまいました。
酒蔵の奥様(←とっても色白!)が顔にも使っていらっしゃると聞いたので、
面倒がりにぴったりかな!と。
小さい着物はとても良く出来ていて、Blytheドールにぴったりでした。
花菜ガーデン/ローズフェスティバル2017春 [空間]
季節を早送りしたように、この所暑いですねぇ。
気温より2〜3℃は高いんじゃないかな?という職場環境で仕事を終えると、
ぐたーとして、まだ5月なのに使い物になりません。
さて、昨日は臨時休業だったので、わりと地元の植物園でやっている
「ローズ フェスティバル2017〜春〜」に行ってきました。
ピーカンの下、フランスの1832年生まれ
ガーデンオールドローズ 、ジュノーです。
マダム・アルディ 同じく1832生まれ
真ん中のグリーンeyeと呼ばれる細い花弁が集まった所も個性的で、
釦eyeとも言います。
ファンタン・ラトゥール 年代不詳
寄せ植えられた、細長い可憐な鉄線との
ハーモニーも惹かれました。
シャポー・ドゥ・ナポレオン 1826年生まれ
ドゥイユ・ドゥ・ポール・フォンテーヌ 1837生まれ
蕾や茎のまわりを毛深く覆う軟棘のことをモス(苔)と呼び、
この通好みのオールド・ローズは
マニアならひとつは欲しいところです。
ヴィレッジ・メイド 1839生まれ
草原にしなやかに可憐に自由に咲く
オールド・ローズに心惹かれます。
ここまで紹介した長く生きている薔薇たちは、
春しか咲かない一季咲きと言われるもので、
短い開花時間を、
素朴な姿と生命力を感じる深い甘い香りで表現して
圧倒的に気になる薔薇が多いのです。
けれど、春が去ると緑の樹になってしまうので、
花の無い時間の虚しさを思うと買うことに決心が要ります。
タイガー・アイズ
カロリーヌ・マルニース 1848生まれ
姫君のティアラのように一番花が愛らしい。
燃えるように鮮やかオレンジ色の薔薇のアーチ。
ウォーム・ウェルカム 1992年
アオラキ 1994年
ダブル・デライト 1977年
ハイブリッド・ティーならではの、どどーんとした姿。
良い香りだったです。
ドクター・ヒューイ 1914生まれ アメリカン
なんとも言えない、独特な栗色がかったクリムゾンの蔓薔薇。
残念ながら、一季咲き。
この迫力はやはり一季の性かなぁ。
ギネ 1938年生まれ
こちらも一季咲き。フランス薔薇。
蜜蜂に好かれてた。
ポール・トランソン 1900年生まれ
棘が少なそうで、楚々としながら、元気そうな蔓薔薇。
ワイフ・オブ・バス 1969年生まれ
イングリッシュ・ローズERの 四季咲き第1号だそうです。
タンポポと並んで可愛いなと思って。
そう言えばなんか余裕な風情。
メアリー・ローズ 1983年生まれ
うちの カセドラルとルデュテ兄妹の母様です。
ミス・アリス 2000年生まれ
ティージング・ジョージア 1998年生まれ
それから、モダンローズのあれこれ。
スペクトラ 1983年生まれ フランス
るる 2006年生まれ 京成バラ園芸日本
ダーク・チェリー・パイ 年代不詳
沢山見て廻り、欲しいな!と
思った薔薇を最後に載せときます。
実は昨年此処を訪れた時も、最後の最後で出会い、
稲妻に当たったように惹かれたのですが、
そのお名前は、
アストリット・グレーフィン・フォン・ハルデンベルク 。
長い!
覚えられない…。
2001年生まれ ドイツ。
秋は色々と忙しくて薔薇園を訪れた事が無かったのですけど、
この姫君を連れに訪れようと誓いました。
↓
↓
↓
↓
↓
とは言え、今回も買いました。てへ。
左、一棒粉(イーパンフェン) チャイナ・ローズ と、
右、ブリリアント・ピンク・アイスバーグ オーストラリア。
どちらも棘が少なく、年中咲いてくれるようなので、
楽しいかな!と思って。(増やして母には叱られるけど…こっそり混ぜよう)
気温より2〜3℃は高いんじゃないかな?という職場環境で仕事を終えると、
ぐたーとして、まだ5月なのに使い物になりません。
さて、昨日は臨時休業だったので、わりと地元の植物園でやっている
「ローズ フェスティバル2017〜春〜」に行ってきました。
ピーカンの下、フランスの1832年生まれ
ガーデンオールドローズ 、ジュノーです。
マダム・アルディ 同じく1832生まれ
真ん中のグリーンeyeと呼ばれる細い花弁が集まった所も個性的で、
釦eyeとも言います。
ファンタン・ラトゥール 年代不詳
寄せ植えられた、細長い可憐な鉄線との
ハーモニーも惹かれました。
シャポー・ドゥ・ナポレオン 1826年生まれ
ドゥイユ・ドゥ・ポール・フォンテーヌ 1837生まれ
蕾や茎のまわりを毛深く覆う軟棘のことをモス(苔)と呼び、
この通好みのオールド・ローズは
マニアならひとつは欲しいところです。
ヴィレッジ・メイド 1839生まれ
草原にしなやかに可憐に自由に咲く
オールド・ローズに心惹かれます。
ここまで紹介した長く生きている薔薇たちは、
春しか咲かない一季咲きと言われるもので、
短い開花時間を、
素朴な姿と生命力を感じる深い甘い香りで表現して
圧倒的に気になる薔薇が多いのです。
けれど、春が去ると緑の樹になってしまうので、
花の無い時間の虚しさを思うと買うことに決心が要ります。
タイガー・アイズ
カロリーヌ・マルニース 1848生まれ
姫君のティアラのように一番花が愛らしい。
燃えるように鮮やかオレンジ色の薔薇のアーチ。
ウォーム・ウェルカム 1992年
アオラキ 1994年
ダブル・デライト 1977年
ハイブリッド・ティーならではの、どどーんとした姿。
良い香りだったです。
ドクター・ヒューイ 1914生まれ アメリカン
なんとも言えない、独特な栗色がかったクリムゾンの蔓薔薇。
残念ながら、一季咲き。
この迫力はやはり一季の性かなぁ。
ギネ 1938年生まれ
こちらも一季咲き。フランス薔薇。
蜜蜂に好かれてた。
ポール・トランソン 1900年生まれ
棘が少なそうで、楚々としながら、元気そうな蔓薔薇。
ワイフ・オブ・バス 1969年生まれ
イングリッシュ・ローズERの 四季咲き第1号だそうです。
タンポポと並んで可愛いなと思って。
そう言えばなんか余裕な風情。
メアリー・ローズ 1983年生まれ
うちの カセドラルとルデュテ兄妹の母様です。
ミス・アリス 2000年生まれ
ティージング・ジョージア 1998年生まれ
それから、モダンローズのあれこれ。
スペクトラ 1983年生まれ フランス
るる 2006年生まれ 京成バラ園芸日本
ダーク・チェリー・パイ 年代不詳
沢山見て廻り、欲しいな!と
思った薔薇を最後に載せときます。
実は昨年此処を訪れた時も、最後の最後で出会い、
稲妻に当たったように惹かれたのですが、
そのお名前は、
アストリット・グレーフィン・フォン・ハルデンベルク 。
長い!
覚えられない…。
2001年生まれ ドイツ。
秋は色々と忙しくて薔薇園を訪れた事が無かったのですけど、
この姫君を連れに訪れようと誓いました。
↓
↓
↓
↓
↓
とは言え、今回も買いました。てへ。
左、一棒粉(イーパンフェン) チャイナ・ローズ と、
右、ブリリアント・ピンク・アイスバーグ オーストラリア。
どちらも棘が少なく、年中咲いてくれるようなので、
楽しいかな!と思って。(増やして母には叱られるけど…こっそり混ぜよう)
タグ:花菜ガーデン
雨上がり [空間]
セツ・モードセミナー [空間]
懐かしい場所へ行きました。
「美しいものが本当に分る人間に」
「自分の勉強を自分でする」
「歩みのノロイ人もおり速い人もおり、夫々が立派な一つの個性として尊重されています。人によっては早くて軽いのや、遅くて重いのや、みんなが大きな可能性を秘めているはずです」
「偶然を積み重ね、やがて自分の確かな技術にまで固めてゆくのです」
「構図や物語性にまでデッサンが拡大されてゆくのを自覚し」
「≪孤独な心のささやき≫というような表現を」
「鑑賞に耐えうるもので」
「色の形、そしてその構成」
「上手とか下手というよりは、それが自分の一つの個性だと認識することも大事です。上手というのは往々にして一つの古い類型としてうまいのであり、下手なのはむしろ新しい個性としての下地を意味します。こうした自己認識は沢山のいろんな友情の中に芽生えます。」
このボロボロになった入学案内書は、いつでも見られる手元に置いてあって、
たぶん何よりもわたしを励まして導いてくださった、長沢節先生の教えです。
懐かしいコーヒーテーブルと、今も生徒たちに100円で振舞われるコーヒーの香り。
セツ先生が亡くなられてから色々あって、
この春学校の幕が下ります。
諸行無常にも先生の意図があるのかなと、
冷たい春の雨に濡れる母校を後にしました。
花見 [空間]
ノスタルジア [空間]
あちこちで、桜の満開が伝えられていますね。
改装が続いている 最寄駅の
桜並木のノスタルジアを抱えて、少しばかり拗ねていたら、
工事現場の格子の向こうに、
春になって去年のように目覚めた
水仙を発見しました。
かつて、桜並木の足許に群生してた、クリーム ホワイト色の水仙。
黒い蛇腹ホースにのしかかられながらも、
まだ、生きていて目覚めたんだね。
便利になって行く駅を縁取って、
絶えずにまた、たくさん咲いてくれるといい。
タグ:水仙の花