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永遠の穴場/板橋区立美術館/インド・タラブックス「世界を変える美しい本」 [作品展]

先日は我らオカピの吉祥寺での祭り、「オカピ展」の唐突な告知失礼しました。
一年ぶりに顔を合わせる仲間と刺激しあいながらの楽しい展示無事終了しました。
来年はもう少し余裕を持って上手にお知らせも出来たらなと思います。

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さて、オカピ展が終わるとメンバー3人によるお楽しみの遠足に出掛けます。
不眠不休で用意した作品制作の後のご褒美として遊んじゃいます。
今回は近いようで遠い板橋区の知る人ぞ知る美術館、板橋区立美術館。
あまり乗り付けない1時間に1本の路線を乗り継ぎ、駅からタクシーもしくはバス。
「のぼり」にもありましたが、正に「永遠の穴場」!!!
(たぶん20年ほど前にも来たことあるような気がするけれど…定かではありません)
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ワクワクするような洗練されたデザインのドアーを入り、階段を進み、
会場へ。
撮影が許されていたので、気になる装丁の本を舐めるように眺めたあと、
メモのように撮らせて頂きました。
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厳しいカーストの為、信じる神の居られる寺院に入れない人々が、
祭壇代わりに広げる神を描いた布、の本。
その製作工程の映像。
染料の調合、染めの工程、技術後継の日々修行。
素朴さと洗練を結ぶ、肉厚なオーラを放つ「手作業の本」
が生み出された何本もの柱となるスタイルを目の当たりにしました。IMG_4532.JPGIMG_4531.JPG

物販コーナーは、誘惑の園でした。
物作りの姿勢とは…、
を忘れないように(と言う、口実で) オカピの懐具合的にはかなりの爆買い。
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日本語版のナンバリングされた 1132/2000冊 紫色の本などと、
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タラブックスの「T」のロゴが わたしには TROLL の 「T」にしか見えなかったので、
買っちゃった!o(・x・)/
(この手タレは、オカピ・サトーさんです。わたしの作った指輪もしててくれてる♡)

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vol.19 オカピ展 [作品展]


ご無沙汰しました。
只今、吉祥寺で展示をしています。
本格的に寒くなってまいりましたが、冬の日を楽しむ小物並べました。
お近くの方ふらりお寄りくださるとうれしいです。

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ヴラマンク展に行ったこと。 [作品展]

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河口湖へ行って来ました。
いつも宿泊する宿は一緒なので、大抵ノープランでただ休みに行くのですけど、
今回はここを拠点として、
高速道路も使って小一時間、山梨県立美術館へ。
都内では開催されない「ヴラマンク展〜絵画と言葉で紡ぐ人生」に行って見たくて。
クルマって運転出来たら本当に便利だなぁ!と、運転して連れってくれる家族を有り難く思いました。
(これ、電車やバスを使って行くのだったら本当に大変過ぎて諦めてしまったと思います。)
大きい美術館展があると大抵1枚くらい展示されていて、印象に残るヴラマンク。
青黒い木陰や湖の向こうの闇間に浮かぶ光の鮮かさと静けさを求めて眺めに来たのですが、
その多くはセザンヌに影響を受けた初期の作品に集まっていて、
最も量産されたのであろう時代の雪に埋もれる街角の風景画を沢山見ました。
酔うほど飾られていたので途中 「そんなにこの一見同じく見える通りが好きかね?」と
味わいきれない気持ちになったのですが、
最晩年の作品群に差し掛かり、長く住み愛してやまない田舎の
景色、小麦畑、生けられた庭の草花、
月の浮かぶ街道を描いた作品を眺めていたら、
雪の積もる時間の長い地域に住まい毎日画業を連ね、
その積み上げた作品の相対的な量が雪の村であることが
ぐわっと想像されて、何を解ってさっきのような感想を持ったのか、突然恥ずかしさが。
作品にところどころ添えられたヴラマンクの言葉を読みつつの
絵の鑑賞は思ったよりも少し絵に集中出来なくなり、わたしには向かなかったけれど、
それでもいくつも心に残る言葉があり、あとで図録を見ながら読み直そうと思いました。
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自分がメモった言葉。
「作品と商品を混同してはいない。」

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オルセーのナビ派展/三菱一号館美術館 [作品展]

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早々とチケットを購入して、訪れるタイミングを図っていたナビ派展。
然しながら、またしても忙しい日々に紛れて、
ついに混み合うであろうG.Wを避けていたら、、
わー、今日しか無いわ!と仕事帰り駆け込み。
なんてこった、勿体無い。。。
と、

薔薇が咲いているわ〜〜♪
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とても、マニアックで名前をさっと覚えられない魅力的な
三菱一号館美術館の中庭の薔薇。…素敵!
もしもひと月早く来れていたら、
薔薇たちはまだ咲いておりませんでしたねー、
この季節に訪れたことが無かったので、
素敵な場所を存じ上げませんでした。
…巡り合わせの妙に深く感謝しました。

明るいうちに、10種類以上はある薔薇薔薇を楽しみ、
館内に入りました。

はー。
1枚目から、ここに来れて良かった!という、色彩とマチエール。
なかなか去りがたく、
わたしの好む作品の、
色彩が構成する平面と、日常と、内面の織りなす個人的世界。
ナビ派の秘密結社的な厨二感も(失礼!でも、嫌いじゃない…)楽しそう!
まだまだ、見足りない点数ではありましたが、楽しみました。

そして、中盤、
突如、「ルドンの青い花瓶の間」に。
はっ!とする程、美しいパステル画の花の絵…。
これまで見て巡ってきたあれこれの感動を、忽ち塗り替えられてしまいました。
ため息とともに見上げる、背の高い花々に、魂は持っていかれました。
フランスの何処かの御殿の大食堂に描かれ飾られていた、大作の1枚だそうです。
素晴らしい作品です。

魂抜かれたまま残りのナビ派を巡り、
最終的には、久々に図録を買って、
ふらふらと表に出たら

もう薄闇で、薔薇はよく見えず、

アメリカンなburger shop でお腹を満たし、
帰路。
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DAVID BOWIE is [作品展]

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天王洲アイルの寺田倉庫まで、BOWIE自身のコレクションを

美術館が企画し世界を回っている展示に行ってきました。

思えば、昨年の初頭から次々と音楽界の訃報が続いて、

その最初はBOWIEだったかもしれない。

好きな音楽のルーツを辿れば、どこかで必ず結び合う存在の1人。

わたしにとっても、
それから現在まで聴いてきたミュージシャンの幾人もが、やはりリスペクトしています。

最初に惹かれた点は様々でも、

その一点のみならず、BOWIEの水源の豊かさはカラフルで、浅いような、広いような、突然深いような、ユニークなものだということが、この展示のパーツからも伝わります。

BOWIEが断捨離の人で無くて、本当に良かった!!!

渡されたヘッドフォンで、解説や音楽を聴きながら会場を隈なく堪能し、

お腹が空いたような気もして時計をら見たらば、

入場してから、4時間半も経っていました。

ヘッドフォンの隙間から、ライブ資料フロアの轟音が漏れ聞こえてきます。

高校生の時、親からお小遣いを前借りして行った武道館の衣装もじぃーっと眺めた。

あと、わたしはキルティング素材のジャンプスーツがやっぱり、可愛くカッコイイ!

それから何より彼がベルリンで描いたという
三島由紀夫とイギー・ポップの絵、途轍もなく魅力的でした。

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展示室を出て物販フロアとの間にあるカフェで飾られていた公式ポスターの個性が面白いですね、

個人的に欲しいベスト3です。

上から、1位 オランダ
2位 ブラジル(凄い!)
3位 シカゴ

帰りはモノレールに乗り、伊勢丹メンズ館でやっているBOWIE関連ショップをみて、
あら、桜も咲いている、、、という三連休の〆。

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見学 [作品展]

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みぞれ降る中、仕事が早目に終わったので足を延ばしました。

スタイリストという職業の第一人者さんの思い出の品々の展示〜〜。

DAVID BOWIE is と合わせて見させて頂こうと思っていましたが、

こちらがもう直ぐ終了するのでお先に。

BOWIEのお気に入りだったという、ロボット型の腕時計や、見覚えある素敵なネクタイ、

清志郎の衣装まで見られて嬉しかったな!

カラフルで楽しげな人柄が溢れた展示でした。

そのあと、1、2個 用事を済ませて帰宅中〜〜















デトロイト美術館展 [作品展]

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何か小品の掘り出し物は無いかと、美術館展に行ってきました。

昨年ポンピドー美術館展で、初めて素直にピカソの魅力を感じ、

今回そういう思いで50代の時の作品と、晩年80代の作品を見比べて、

脂の乗った艶やかな厚みある筆致と、

老いても尚、大らかに謳歌している自在な境地と、

そして、ついでに初期の生真面目な作風と、

天才の器用さ、その葛藤などまでも、計6点を見ながら味わいました。

今回月、火曜日は撮影許可、(一部SNS公開禁止)ということで、

少し撮影したのですが、カメラを手にすると雑念が湧いて、

落ち着かないなぁ…と思ったけれども、

わたしの気になる作品は、あまり葉書にして貰えないようなので…

記憶をより鮮明に出来る写真が数枚残って、悪くもないかな、と。

以下、そのような数枚。


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パウラ・モーダーゾーン=ベッカー
『年老いた農婦』

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マックス・ベックマン
『倒れた蝋燭のある静物』


ピエール・ボナールと、オディロン・ルドンと、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーは、
鉄板的に、大好きでした。もう数枚は見たいなぁ。


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