『この世界の片隅に』 [映画]
この映画を見たら、観る前の自分が理解していたと思っていた
想像上の「戦争」惨さは、
曖昧過ぎて、消え失せた。
わたしはただ、恐ろしさの雰囲気だけで充分だ、と目をそらしていた。
(そしてアニメーションでなければ到底わたしは見続けることが出来なかったと思う…)
世界中の生きているその人が、
生きている!と感じられる
最も代え難いものが、もぎ取られるということだ、戦争は。
その痛みを語れる言葉が、焼け焦げてこれ以上見つけられない。
しかし、あの、籠の中は、何なのだろう…?
最後のテロップの所の、アニメーションに救われた。
温かい。
断片的だけれど、感想。